55政党

[ 何を選ぶのか.. どうやって選ぶのか..   いや、それ以前に選ぶことができないことが問題だ ]

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甘粕正彦を知っていますか?

人生の峠を越え始めている世代や、学者や政治家なんかは当然知っているんでしょうが...

私は、ここで日頃「私はつくづく一般的なサラリーマンだ。」と言っている。
私の感じる疑問は、結構な割合で週刊の経済雑誌で特集にあがる。そして私が主張する内容の多くは、至って当たり前のようで、わざわざそんなことを主張する人はいないために、そういうことをあえて主張する方々の意見をたまに見かけて安心する。

つまりは、私の感覚や情報経路、知識体系は至って普通な範囲に収まるものだろう。
ってことは、私が知らなかった人物はきっと多くの一般大衆同志も知らないんじゃないか?と考えている。


ここのところブログもサボりがちに何冊かの本を読みふけっている。
そのうちの一冊が...

甘粕正彦 乱心の曠野 (新潮文庫)甘粕正彦 乱心の曠野 (新潮文庫)
佐野 眞一

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この甘粕正彦という人物の仕事や人間関係を追った本だ。



何が言いたいかというと、実はこれも龍馬伝の影響でもある。
日本には、あのように大変に面白い時代があった。
そしてきっと明治-大正-昭和間には、そのほかにもいろいろ面白い話しは眠っているハズだ。

なのに..
私がこれまで日常で触れてきた映画やドラマや話しは、戦争が良い-悪いだとか、○○将軍がナンチャラ程度の話しであったり、それ以上の昔話であったり、いっそ海外の歴史のほうが詳しいんではないのか?と思えるような状況だった。

「こんなに面白い話し、人物が眠ってるじゃないか!!」 ・・そう思ったわけだ。

きっと多くの一般サラリーマンもこの名前を知らない。
海外でも国内でも、無理やりキャラクターをひっぱり出してきてるのに、何故そのような時代の映画やドラマや読み物が出てこないんだろうか?

この人物の周りには.. 東条英機、石原莞爾、岸信介、(ラストエンペラー)溥儀など、私でも聞いたことのある人物の名前が登場する。それも、結構関わっているんだ。
甘粕さんの人柄だけで十分に見る価値はあるが、そのような大人物と関わってきているというだけでも十分にドラマになっているじゃないか。

それ以外にも、登場してる人物でそれぞれに十分魅力的なキャラクターがいる。
伊藤野枝、大川周明、鮎川義介.. まあ時代があまりに凝縮していて、そして前後に繋がる血縁に多くのビッグネームがあって、それ以外にいくらでも魅力的な人物がいた。

そのような数々の名前は、ろくに知られていない一人の人物を捉えるために登場しているわけだ。


きっとかつては、明治~昭和の映画やドラマや読み物が栄えた時期もあったんだろう..
そしてもしかしたら、現在の大人物たちはとうに飽きてしまっているから取り上げられないのかもしれないが... この辺の時代は、今の現役世代にはきっと合っている。
かなり当たると思うんだが...。



というのが、今日の主論。
政治の面など、そのほかにも大変に興味深かった。

今までまったく知らなかった人間が、これ一冊読んだだけでの感覚ではあるが...
甘粕さんは、天皇を神のように崇め、そんな天皇が作った日本及び日本人の能力や良心を信じ、それを広めることを自分の成すべき道だと選んだ人生のように思われる。

主義や主張や理論に従っているのではない。
このような部分で感じることが何種類かある。

まず、縦のつながり。
現代は、縦どころか親子のつながりさえ希薄になってきている。
縦のつながりは、人を軌道に戻す大きな力だ。
かつては、もしくは名家の子孫というのは.. どうやら多くが、自分の成すべき道を早期に見定め、それにまい進していくという人生を歩んでいるようだ。
見定めるタイミングが早く、そしてその原動力となっているのが学問にある。
今でも十分そのような只中にある家系もあろう..
しかし、その家系力というか縦のつながり(親世代程度ではない、長いチカラ)や、意思の大きさは弱まってきている。「親や子に恥をかかさられない」どころか.. 先祖から末代までを意識した拘束力だ。

そして特に大東公司の頃..
既出、大川周明さんの範囲にいた頃、彼の行動は特に、アジアをイギリスから解放することをかなり強く意識した行動を選択している。
このような発想は、今はインドを語るときに出てくることがあるが..
アジア侵攻をこの視点で語ることがあまりに少ない。
このような精神は、きっと今でも多く受け継がれている。現実に息づいている以上、取り上げて考えていくべきであって、触れないようにするのは大きな間違いだ。

そしてこれらは、主義主張の優劣を超えるものであろう。
右翼だ左翼だといった話しで終わらせるのはあまりにもつまらない。
現実を直視し、現実に感じるものを信じ、背後にある屁理屈の優先順位はそれより低い。
意思、思い、自分が屁理屈より優先していることが重要だ。

右だ左だ.. そんな議論になってしまうのならば、まだ東条英機と石原莞爾の“差”を考えていく方が有意義だと感じる。
岸信介をひたすらたどっていく方が有意義だと感じる。

私たちは、アメリカンな正義だ悪だといった単純で陳腐な発想よりも、ずっと機微に富み、複雑な心象を考えていくことが出来る。


この本では、大杉栄さんのご近所さんだった内田魯案さんが、大杉さんに感じた印象についてほんの一行程度触れている。その一行だけで、大杉栄という人への評価は大きく揺らぐ。

“無政府主義者らしからざる金紋黒塗りの乳母車を押して、近所を鷹揚に散歩する大杉の姿をよく見かけていた。”

大杉さんという人は、主義者というよりも政治家なんであり、やくざなんであり.. 主義に没したのではなく、それを自分の道だと見定めた人なんであろう... と感じた。

そして甘粕さんも、左翼だろうとなんだろうと関係なく、人材を登用している。


それ以外にも、右翼、活動家、やくざ、政治家、実業家に流れている血の源を見たような部分もあった。
もうきっと、明治~昭和にかけて触れられては困るという人もそれほどいないだろう。

そしてもしいたとしても..
今の時代には、これが必要だ。
それだけで十分に、使っていい理由にもなろう。

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  1. 2010/12/10(金) 02:12:02|
  2. 映画ほか
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『スパイ・ゾルゲ』

久々に映画を。と言ってもレンタルだが..。
昨日見たのが『スパイ・ゾルゲ』

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素晴らしかった。
まず、私は中学以降日本史などろくに教わっていないし、基本的に興味もない。
ここで出てくる南下路線や近衛内閣ほか.. 大変に興味深く、そして参考になった。

戦争関連の映画は、私の印象では..
どっかの大将を称えるようなもの、原爆関連、その中のいち庶民.. そんなようなものばかりのように思う。

このように、第一次大戦~二次大戦の間の政治や統治... こういう部分をクローズアップした映画は大変面白いのではないかと思う。
権力、思想、外交.. 多くが戦い合ったり、きっと大小多くの塊それぞれが、何かを目指して活動していたことだろう。


さて、映画について。
まず私は、ゾルゲについては.. 手塚治の『アドルフに告ぐ』を読んでいたのでかろうじて知っている。
今回は、ゾルゲの置かれている立場や考え方、国への想い、スパイ手法、ルート作りほか大変に興味深かった。

そして実写や写真が多く出てくるが..
スターリンの実写を見たのは初めてだ。
スターリンの粛清によって、ゾルゲのラインが干されている部分も出ていた。

音楽と映像は、映画らしくかなり意識して作られている。
まあ、音楽は演出というよりストレートな使い方だったが..。


朝日新聞がかなり協力している。
今現状の私たちにとってみれば、それだけでうがった見方をしてしまうが...
思想方面は、十分にニュートラルな映画だと感じた。

最後にジョン・レノンのイマジンが流れ、和約が出てくる。
なので、国境もなにもなく皆が仲良く暮らせる云々という程度の深さなんだろう...
だからこそ、偏りがないのだろう。

但し、私自身が強く感じたのは..
それはやはり、国家というものが問題を起こしているということだ。
それはまさに現在に通じるものがある。

そして、この時代にコミュニズムが重要だったろうことは十分に理解できる。
現代でもその亡霊を追いかけている人がいるとしたら、それは大間違いだとは思うが..。

いずれにしろ、真に重要なのは、手段にある。
どんな立派な思想を掲げても、手段を反故にしては自滅するだけだ。
そして手段を軽視する姿勢は左派に多いように感じる。

現在の問題はむしろ、既得権益を守り続けようとする方々。
死に体組織にある。


尾崎さんやゾルゲがまだ上海にいた頃、誰だったか.. 日本を分析する上で『天皇が宗教に近い存在になってしまったために、政治組織での改革は無理だ。それが出来るのは軍部サイドしかなくなった。』というような話しがあった。
これも大変に興味深い。


まあしかし、映画として映し出していたのは... 思想云々よりも個の繋がり。
コミュニズムよりも自身の日本の現状を優先したいスパイ。ナチ高官とも言える日本大使はその忠誠よりもゾルゲとの個人的な関係が上回る。国家よりも国民を強く置くことを告げる尾崎に信頼は失われていない。



東京の風景.. 国会議事堂の背後に大きく富士山がそびえたっていたのが見事だった。
今では遠くに見えるが、もしかしたら当時はずっと近くに見えていたのかもしれない。
映像については.. そっこら中に、素敵な絵が見られた。
各場面その、雰囲気というか空気のようなもの.. そういう部分まで映し出されているように感じた。

列車の窓からガイジンにおねだりする子どもたち、東京の街並みの中を進む戦車の列ほか、当時の雰囲気を忠実に再現しているように感じた場面も数多い。


2.26事件は、何と今さらその実像が見えた。
自身の家柄、出自の正当性、自論の否定など.. 触れたくない方々も多いのかもしれないが、それでも大戦間の歴史は、政治も官僚も軍部も組織も思想家も、それぞれ大変に興味深いもので、もっとこの部分の映画が欲しいところだ。


  1. 2010/11/15(月) 18:51:04|
  2. 映画ほか
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『カティンの森』

今日は日中空いていたので.. 久々に映画を借りた。蔦屋で。
カティン

春の出来事は驚きだった。
この映画は、2007年に作られたものらしい。
話題になったからだろうか.. 確か比較的新作として扱われていたように思う。


事件は1940年4月10日だ。
ソ連軍がポーランドに侵攻し、第二次大戦の真っただ中の頃。

私がまず感じたのは.. ポーランドってとても文化的に発展しているのでは?ということ。
何せ私は歴史をろくに知らない。高校時代の世界史は授業中ずっと寝ていたし、受験で社会科目を使っていない。(あ、地理は社会だっけ?それは使ったが。)

ペットの犬や猫が家の中をのんびり過ごす様、そして大学というものの価値とその学者さん達の意識。
この辺が.. 日本と言うはまだまだ成り上がり者なんだなぁ~と痛感した。


映画はカティン付近で起きた大量虐殺自体には触れないまま進んでいく。
途中で「これはひょっとして.. その後の葛藤を描くものなのか?だったら.. 知らない人には理解できないなぁ。」などと思っていたら、最後に仔細ガッツリ出てきた。あとから振り返る分にはバッチリな展開構成だ。

事実を捻じ曲げようとするソ連軍に対する女たちの毅然とした態度が素晴らしい映画だった。

現在のポーランドは、経済的になかなか明るいそうだ。
子どもも多いそうで.. そしてワルシャワはEUでビジネスに適した都市ランキングの3位だそうだ。


ヨーロッパ諸国は、多くが過去に一度や二度は高度に発展している。
近代的国家の歴史が長く、民主的国家運営のもとで多くの修羅場をくぐりぬけた後に現在がある。
・・・ちょっと、そっち方面が気になって来た。
調べてみよう。



  1. 2010/06/19(土) 16:29:47|
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ジェネラル・ルージュの凱旋

これは映画のほう。
前回のチーム・バチスタはここで取り上げたんだったけか... ちょっと忘れたが、観ている。

今回の『ジェネラル・ルージュの凱旋』は... 医療サスペンスではない。
社会問題と人間性、というか倫理感についての作品になっている。

general.jpg

もう.... 泣けて泣けて。
内容を詰め込みすぎているのは原作のせいなんだろうか....。
MRの殺人は、私はもうどうでもよくなっていたし、堺-羽田のERペアは、1か月以上のほこりをかぶったスポーツカーに「乗ってかないか?」などと言うだけでも十分に伝わっていただろうと思ったが、あえて掘っている。事務長の家族の部分もいらない。第一、映画のタッチ的にもうすでに事務長を許している。その時点で当人は何かを悟ったと判断してかまわない部分だと感じる。そして殺人究明のくだりで高嶋を許している。

前作同様、アブノーマルに責任を押し付ける決着となっているが・・ これは何かを伝えたいんだろうか....。


内容的には、これは社会問題を強く意識する人もいるだろう。
救命救急の在り方はもちろん、病院の倫理委員会、トリアージ、効率経営、ドクターヘリ、自身の手柄と選択する手段など。
こっち方面では、「過度な経済原則に問題がある」ことをハッキリとメッセージしているが、用い方を大きく間違っている。市場原理ナンチャラにかみつく人の発想が、そのように正義感の奴隷となっているんだとしたら残念なことだ。まさか「制度が人をそうさせている」んだとしたとしても(まさか..)、それは制度を非難すべきかどうかまったく別の問題となってしまう。
医療というのは、社会(でもその機関でも)ができる限り提供していくことしかできない。ここは善悪でもなんでもない。「できるだけやっていく」という基準で正しい基準だとするしかない。
効率経営の発想は適正配分を生みやすい。利益第一だとしても、それは社会システムのせいではなく、トップの人間性の問題だ。
ここで非難されるべきは、自身の思惑や実績のために事実を捻じ曲げているということであり、経済効率ナンチャラとは本来関係がない。それを非難する正義感が作り上げる幻想の悪者像でしかない。

また、そうでなければトリアージの効率性を肯定していい意味が分からない。(この映画では、黒札をわざわざ掘り下げている。)まあ確かに堺がわざわざ「判断を誤るなよ」と言って送り出しているから、そこへの回答でもあるわけだけど...。


おっと、これで一体どこが泣けたのんだ?という感想になってしまっているが・・・ 何よりなのは、損得利害や、業務への没頭や、待遇の不満、自己実現のためのろくでもない手段などについてうごめいていても、結局は皆医療人としての誇りと役割を背負っていることが底辺に流れている映画となっている。「やるときはやる集団」 ....素晴らしい。
佐野史郎や玉山もブツブツ言いながらちょっと出てくるところがたまらなかった。

現実はここまで善悪がハッキリ分かれていない。
但し、意外に医療人の使命を背負っているということは、ザックリと嘘じゃない部分だと思う。

近隣での大事故が都合良く起こる展開を嫌う人もいるかもしれないが、ここ一連で特に私が興味を惹いた部分がある。
堺の純粋な正義感が全面的に肯定されているが、これがそんな純粋なものだけではないと受け取れる部分がある(制作側は意図していないだろうが)。非常用のストレッチャーの場面だ。これは堺が賄賂を私的流用していないことの証明と、そのような方法に対しての正義を承認する場面であろう。しかし、ホントに多くの患者さんやERを助けるためだとしたら・・ 恐らくそのような使い道にはなっていない。これは、5年前の屈辱を二度と繰り返したくないという明確な強い意志だ。(恐らく意図せず。)

竹内結子のダメっぷりは相変わらずだが(役のね)・・ ここにチカラが集まる(情報が集約される)求心力は、不思議だがあり得る現象であり、とりあえず“魅力”と呼ぶしかない。
当人が変に策略を練ったりしないだろうし、そこにいてもらって害はないし、利用できると思うからなんだろうが・・・ 当の本人は大変な聞き上手であり、ただただ観察することを得意としている。これは決して侮ることのできない素晴らしい能力だ。
そして役者としても、この人の“間”は、不思議な時間(素敵な空間)を作り上げる。


ここまで一切触れていないが、阿倍ちゃんの役は今回もグッジョブだった。
そして最後に、この映画はきっとドクターヘリを勘違いしている。
ドクターヘリは本来は、ドクターを患者のもとへ運ぶことが一番の利点であり、患者を輸送することが重要なのではない。
「ドクターヘリがあれば・・・」と言えるようなケースはかなり限定的で、この映画の場面ならば、むしろ災害現場にドクターを連れていくことが一番のメリットだろう。


  1. 2009/10/23(金) 00:01:16|
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『イキガミ』

今日はレンタルで『イキガミ』を見た。

いきがみ

マンガのほうをちょっと知っていて、それほど好きではなかったんだが・・ 
まあしょうがない、と思って見ていたんだが・・・ もう泣けて泣けて。
『フラガール』以来の、嗚咽っちゃうのを止められない状態だった。


とにかくそれは、山田孝之と成海璃子の兄弟の部分なんだが・・
まずはあまりにも役がハマっている。

私のように、若干ストーリーを知っている人でも、ちょっと軽くキャッチ的なものに触れた人でも、「大よそ中身は見えている」と感じてよけている人もいるんじゃないだろうか。
本来価値があるのは、このコンセプトだ。しかし、映画でもそっち方面の見せ場は笹野のじっちゃんの「時が来るまで待つことです。」くらいで、劇団ひとりと風吹の思想を是正された人間の存在で軽く締めている程度だ。

マンガではもうちょっと、この世界観を受け入れている(その制度が出来てから結構時間が経っている社会な)印象を受けた。つまりは、もうちょっと世の中がもっと堕落し、無責任な社会の印象があり、この映画ではもっともっと制度が出来たてなような背景を感じる。
病院の周囲の協力姿勢など、あまりにも良心に包まれ、理解があり過ぎた。



私はこのような、本来泣かせるためのような映画は好みじゃない。が、社会実験的リアルを持ちこむものは結構好きだ。
この映画は、出会い系的よろしくないサイトに一度でもアクセスしまったら電話がかかってくる、あの取り立て屋みたいな職業がさらっと肯定されて(社会に認知を得て)出てくる。そしてかなり残虐な映像も出てくる。の割には... 本来ならあまりにきれい事だ。
1ヶ月で60人以上も殺されていれば、確かに特異な環境の人間にも当たるだろう... そこは気にならない。そうではなく、自殺をしようとしていた引きこもり人間が、あの短時間で何かに気づくのは無理があると感じる。
そして注目の兄弟は... これではあまりにもかわいそう過ぎる子供人生なんだが、二人の演技やハマリ具合、何とまともに育ったことなどがそこを忘れさせる。
1日では妹の理解を待っていられない。松田翔太の作戦は正しかった。だけどホントは、山田のあのキャラがああだからこそ選択肢に入ってきた作戦であり、中々思いつけない。
その根拠を、引きこもりの残りの1時間に無理やり当てはめているが・・ あそこまで追いかけて行った末の発砲事件及び銃殺の直後に、そのことに気づける神経は尋常ではない。



この映画を無理やり右翼思想への反対と捉えようと思えば出来る。
が、現代の全体主義は右も左も似たようなものだ。
そして現実・・・ 
交通事故で両親をなくしてしまった人は存在する。
そして失明してしまった人も存在する。
恐らく、山田と成海の兄弟のように育ったこと... それだけで素晴らしい。
この兄弟の部分は必見だ。




  1. 2009/08/15(土) 21:25:42|
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【一般市民の側から政治を考える】
政治家や専門家を向こうに回し、あくまでもそのシビアな内容に切り込むことを目指します。

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