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55政党というブログからの

相棒-劇場版- 

そういえばこの連休中に映画(レンタル)を1本見た。
『相棒』というドラマの劇場版だ。

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これ、どうやら流行っていたドラマらしい。
一見、“踊る~”と比較してしまうが・・
これは悪趣味だ。
正直、最低と言ってもいい。

日ごろは実はなるべく感情的な批判みたいなことはしないように心がけている。
がしかし、これはいただけない。
このようなものをヨシとする人間性に深刻な問題を感じるものだ。
それとこの際正直に言ってしまうが・・ (以前に、ちょっとだけ触れている)動物が残酷なことになってる映画なんかにも同じように不快感を感じる。
子供が見て「どうして!何で!可愛そう!」と思うのは一向に構わない。
問題なのは、そんなことに大人の考えが動かされることだ。
だから“悪趣味だ”と表現している。
大人の場合、そんな映画は自分が泣きたいから見ているだけ。ただそれだけのことだ。
それで真に動物を大切に!などと思うようなら、とんでもない無自覚者だ。
感じ入って主張をしたり、心に誓ったり・・・ まさに、弱者を背負っているんだ!と言わんばかりの勘違いな正義の味方野郎のすることだ。

いいか、ホントに動物がかわいそうだと思う人間は、わざわざ映画で動物がかわいそうなことになってるものなんか見たくないんだよ。


話しを相棒に戻そう。
この映画、まず人殺しの衝撃スタートに何かコメディタッチな空気が流れている。
この時点でもう不愉快だ。
踊る大走査線を見てみるといい... キャラクターは人間のくだけた一面をクローズアップさせていてリアルだが、殺された人や被害にあった人ごと笑うようには作られていない。第一殺人事件があったかどうかすら思い出せない。

映画では、目的のために手段を選ばないことは認められないとハッキリ主張している。
しかし、この映画自体が何か主張をしているのは間違いなく、そしてその主張の仕方が間違っていることを考えるとき・・ 自分らも映画内で非難している対象と同じじゃないか!と感じるわけだ。

自分らの正義感心をくすぐるために、平気で重たい話を使わないことだ。
それが別にただの物語ならまあいい。動物の件のように、「ちょっと泣きたい気分」で見に行ったらいいことだ。
ところが、この映画はえらそうに説教ぶっているじゃないか・・ 大きな大きな勘違いだ。
被害者の家族とか・・ 加害者の家族とか・・ そんなことを主張したいんだろうが、それは自分らこそが一番に直すべきことだ。

この映画は、イラクでのNPO拉致殺害事件を取り扱っているし、その当時のメディアの姿勢を批判している。S文書だとか避難勧告のタイミングだとかはフィクションなのか知れない。しかしそれは、完全に現実へのアクションだ。
テレビ朝日のアナウンサーまで出てきてるんだから、まさにまるっきりテレビ朝日の主張だろう。
それに、なぜか関東中央病院がフツーに実名で出ていたのも気になった。
この映画は元総理とか悪役大臣なんかはわざわざ(デスノートのように)あまりありえないような苗字にしている。にも関わらず、病院なんかはサラっと実名で出ている。関東中央は公立学校共済組合立の病院だ。


この映画では、殺人教唆をし、そして無差別テロを匂わせていた西田敏行に暖かい目が向けられている。それはきっと、政治の被害者でもあるからだろう・・ なのに水谷豊には「手段が間違っている」と言わせている。最後の病院でのシーンは、あの状態であれば、木村佳乃の記者会見を西田敏行にこそ見せてあげる流れだ。それをわざわざ寺脇はテレビを消している。
あまりにも発想が頭でっかちで説教じみていて、何がいいたいのか分からない。
それに本仮屋さんと言ったか・・ あの子だって、あんな場面(環境)においても、子供は親の心情を叶えてあげたいと思うものだ。つまり、あそこは自分へのケアでなく、やはりテレビをまた着けるなり・・ 父親へのケアへ向かわなければならない。
きわめて善良そうな父親が、あそこまでのことをしたんだ。ということは、あの記者会見こそ何にも変えがたく望んでいたものなわけで・・ それを平気でほっとくことなんて理解不能だ。


この映画は、何のリアルもない。
極めて頭でっかちで、そして情緒的な、典型的なテレビ朝日的なものだ。
他人の不幸に共感して、勝手に自分で気持ちよくなってろ!!




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