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行政ジャッジ→司法ジャッジ

池田信夫さんの『長期関係の呪い』の最後のほうに出ている“市場や司法など非人格的メカニズムに任せる”ほか、行政のジャッジから司法のジャッジに切り替えるべきという話しがどこかにあった。

この論点は分かりやすい突破口となる論点だと感心する。
『行政ジャッジ→司法ジャッジ』に切り替え、当事者の申請制にする・・ これは重要だ。
契約社会&法遵守&法治国家であれば、そこはすんなりと行く。



私は、行政ジャッジ自体を申請制にしては?と以前から考えていた。

行政府は、“公平・平等な制度を作り、それをくまなく実行していくための組織”という側面がある。
その場合、書類(条件を証明するもの)が揃っていれば、一律で適用される。
そのせいで、その制度が適用されるべき人にではなく、その制度を活用したい人がより多く利用する結果を生んでいる。
そういった矛盾を吸収するかのように... 法解釈や関連法案との適合性によって発生するグレーゾーンに対し、行政府は実質が伴うように解釈や見解や命令を出してコントロールしている。

今どきの法遵守な方々は、とにかく行政に目をつけられないよう・・ そして形式上適法であるかのように努力する姿勢が強いが、実は行政府はむしろそのような努力を嫌い、なるべく実質が有効になるよう努めている。
但し、①強い政治力が発揮された時 ②調査・介入に入った時 ③当該グレーゾーンが社会で問題視された時 などは例外だ。(こういうときは問答無用の自己防衛とプライドが発生してしまう。)

つまりそもそも行政主導とは、①文面上もれなく ②そして公平に(文句を受け付けないように) ③実質行政運営が可能である形態(事務的に処理できる形態) であることを意識して法律を作っている。

であるならば、ハナっから申請制にして、各個別案件が実質に伴うよう精査して許可を出す・・・ という形態を適用できるようなボディに作り替えることが重要だ。

・・・と、こんな感じで思っていた。
もちろんこれは、『行政ジャッジ→司法ジャッジ』への対案でも意見でもない。別の話しだ。

しかし、『行政ジャッジ→司法ジャッジ』は人間性や文化の問題を抱えており、環境の変化をある程度待たなければならない。“認識共有”“恥の文化”“阿吽の呼吸”“当たり前”... そのようなものの影響力は下がってきている。単一民族などと言っていられなくなってきている。
「ムラ社会が形態だけ残っている」という話しがあったが、それは結局移行途中だってことだろう。

結局、契約ベースでの社会秩序にするしかないと感じる場面(人)は増えてきているんだ。
これは先に制度を作るべきか微妙なところだ。
但し、企業活動に関しては一足先にグローバル化(契約社会化)されているし、ISOの導入がまさに“非人格的メカニズム”のトレーニングとなっている。(それでも年功序列が変わらないのは、違った論点・視点が必要だということだ。)

行政の申請制については、法治国家になった後でも先でも、結局必要とされるんではないか?と考えられるものだし、これを考えて行くことによって、行政府と行政立法が作っている現在の秩序を考えるいいお題ともなろう。



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  1. 2009/08/28(金) 00:45:40|
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