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市場原理主義批判のそもそもの間違え

今日は出先で読売新聞を読んだんだが・・
この期に及んで未だに「行き過ぎた市場原理」批判の声が聞かれる。
鳩山代表「規制と市場のバランス必要」 ---読売オンライン

衆院選前に、麻生さんが自民のキャッチ的に「行き過ぎた市場原理主義を否定する」と言っていたが・・ この鳩山さんの一見ニュートラルな意見含め、市場原理主義批判は根本的な間違いを犯している。
私は市場原理主義には全く賛成じゃないが・・ 賛成側の主張も含めて基本的な部分を間違っているんだ。


現実の(少なくとも私が生きている)世界では、基本的に各自の自由だ。
市場にある程度任されているのは、それが制度なんじゃない。市場原理主義がいいからそうしているんじゃないんだ。
皆が今何も考えずに行動すれば・・ それは市場原理主義的世界になってしまうのが今の世なんであって、それは制度とは言えない。

それに対して、ワタミさんのように何でもかんでも「市場の原理に任せていれば、多くのことは上手くいく」と主張すること自体が、市場原理主義と呼ぶのだろうが・・
その概念・秩序をわざわざ信任して採用した国家はどこにあるんだ?
現実の世は、そんな価値観を信任しているわけでも信奉しているわけでもなんでもない.... 私たちが立っているこの場所この地点が、そもそも市場原理主義的世界なんだ。
過剰な国家意識・民族意識は薄れ、個人の自由が拡大している現在の世界では、別に思想だとか理念だとか学説だとか言わなくても、自動的に市場原理に任されている。

だから、市場原理主義を批判するような方々も、基本的に現実の何かを変えようとして発想している限り、あまくまでも市場原理主義的世界観に立脚したうえでの改善策であるということになるんだ。
つまり鳩山さんは、わざわざ当たり前のことを言っているということになる。

国粋か?人権・平等か?というのなら確かに、イデオロギーだし、考え方だし、わざわざ学者さんが考えだしたり、それを賛成だ反対だと議論する対象となろう。
ところが、市場原理主義批判はわざわざあえて、ただ単に今の自由主義的世界観自体を市場原理主義かのように捉えておいて、それでいて否定する。
人権が当たり前に認められるようになり、そっこらじゅうがどっかしらの良心的組織の監視下に置かれている今の世にあって、それぞれが勝手に富む(金を得る)ことだけは肯定されている。・・・もうこの時点で自由主義だし、基本的に多くのことが市場に任されている。それは何もそんな思想や概念や学説を信任したんじゃない。
批判及び肯定する方々が、わざわざそのようにくくり上げているだけのことだ。



あとは蛇足だが....
平等・人権・統一ルールでの蓄財の自由.... まさに現代の世とは、一昔前にユダヤ国際資本が訴えて回っていた通りになってきている。(※これはユダヤ陰謀論でも何でもないよ。あえていうなら、その方々が活動して回ったことが世界に信任されたという事実があるのみ。)
市場原理主義批判というものが、金融市場に向けて発せられているものだとするのならば、金融市場のルール云々以前に、金融市場自体が大きくなっていることを重視しなければならない。


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テーマ:これでいいのか日本 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/09/05(土) 18:30:33|
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