55政党

[ 何を選ぶのか.. どうやって選ぶのか..   いや、それ以前に選ぶことができないことが問題だ ]

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『選択』10月号は民主特集

私が年間購読している唯一の雑誌、『選択』の10月号は、ほぼ民主特集となっている。
選択10

アフガン、友愛、ロシア、タリバン、多極化関連と・・ ほぼ鳩山さん関連の注目テーマが並んでいる。
特にアフガニスタンと、友愛は厚く.... 帰宅電車からの読み始めで、まだ1/3もきていないのだが、この時点で思ったことを書いてしまいたい。


まず、冒頭の『巻頭インタビュー』にていきなり“市場原理主義の「危険」は去っていない”という話しで始まる。
宇沢弘文さんという方の意見。ウィキペでも日本人のノーベル経済学賞受賞候補と出ているし・・ その佇まいからして大層立派な方のように感じられる。

私がこの方をもっと知っていれば・・ それはもっともっと敬意を持って発言できるかもしれないが・・・ 所詮は経済学者だ。
近頃特に感じる。
どれだけ偉大であったとしても、専門家はその視点からしか世界を見ることが出来ない。同じ時を刻む“いち個人”なんだ。

私は別に市場原理主義大好き派ではない。私がこっち方面で常に気になるのは、その批判内容に納得がいかないということだ。
宇沢さんがこのように市場原理主義を批判する理由は、富による私欲の追求以外の価値観が見捨てられているという部分にある。
市場原理主義という純度の高い論理的なものは未だ実現された世はないので、この問題部分が共通すると思われている自由主義について語るが、「富や私欲の価値が高くないからこそ、そこは自由で構わない」という捉え方が出来るし、それは詭弁でも何でもない。第一、私は自由主義を支持するが、それは富や私欲なんちゃらなど特に意識していない。
良い結果を想定して、それを目指すために制度設計をする ・・には、“良い結果”を皆で事前に決めなければならない。“価値観や目的をそれぞれに任せ、フェアなルールを制定しておく”という姿勢がこれほどまでに非難される覚えはない。

倫理や文化の価値についても触れているが・・ それは社会契約を作り上げる土台であったり、社会契約のシステムの結果として起こる現象であって、社会契約システム自体を問う上では関係がない。つまりは、倫理や文化のために社会契約システムを改造するのではない。

日本においては、医療は現在相互扶助で行われている。年金も税金で一律方向に進んでいるのだから、相互扶助の発想に近い。ここだけとってみても、少なくとも日本では社会的共通資本は守られている。高等な医療は受けられない云々という話しを持ち出す人もいるが・・ それは既に私欲の範疇だと解釈するべきであろう。そこまで否定してしまうと、それは即ち共産主義だ。

宇沢さんの話しでは「定常状態」という発想が出ている。
ところが、市場原理主義なるものが実現されていたとして・・・ それは過去から見て何かしらが欠落しているのですらない。ザックリと、社会は前世の問題を大きい順に解決しながら進んでいると捉えるべきだ。
あえて言うなら、今後はこのような専門家の意見が影響を及ぼし過ぎていることを修正していかなければならない。私たちは、専門家に任せるべき部分を任せ、全体に取り込んで活用していく側なんであって、専門家の意見がその枠以上に影響してしまっていることをもっとカガクしていかなければならない。そしてそのようなカガクこそが、新たに、常に、生まれていくことが現実の世の話しであろう。



次に『友愛』だ。
『選択』の解釈によると、この友愛は思っている以上に反響があるそうだ。
もしかすると、このようなキャッチフレーズ的概念を披露するそんな姿勢こそが、世界から見ると意思(顔)が見える方法なのかもしれない。

特にヨーロッパでは、脱アメリカ話しと相まって、非常に好意的に受け止められているそうだ。
鳩山さんの『友愛』という概念は、リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーさんにあるらしく、この方はオーストリア・ハンガリー人と日本人のハーフなんだそうで、現在ヨーロッパではカレルギーさん論がかなり見直されてきているらしい。
世界を、アメリカ・英帝国・ソ連・アジア・ヨーロッパの5ブロックにわけ、各地域の統合を考えたんだそうだ。・・・こっち方面は55政党は一切意味のわからないところであり、逆に言うとそんな多極化を目指さなければならない理由をもうちょっと勉強していけば、今よりも多くのことが分かるようになるんだろう。そしてそれが何故、友愛と関係するのか全く分からない。(想像できる範囲での)発想の根底がちっとも友愛ではないように受け取れる。



次に、アフガン・タリバン方面。
ここはアツい。多くの人に是非読んでもらいたい部分だ。

先日の55政党でのザックリとした理解から少し進歩する。
まず、タリバンを陰に表に支持する市民は、“結構いる”どころか・・・ かなりいる様子だ。
タリバンの聖戦士(ムジャヒディーン)は一説によると1万5千人程度しかいないと言われており、対する世界勢力は17万人であたっているそうだ。
たったの1万5千人が・・ どういうわけか、アフガンの97%の地域で活動が展開されている。それはつまり、多くの国民も支援していると捉えなければ話しが合わない。

そして、であるからこそ・・・ 無茶な攻撃は事態を困難にする。アフガンがタリバンに制圧されれば・・ その波がパキスタンにも及ぶことは間違いないそうだ。
今回のカルザイ氏の不正選挙はかなりマイナスに働いているようだし・・ そもそもカルザイ氏の評判がすこぶる悪いようだ。


インドネシアの『ジェマ・イスラミア』の話し、そしてイスラエルとフランスの急接近の話し、ミャンマーの話しなどもためになったが・・ ここは割愛する。

そして最後にロシアに触れたいんだが・・
全く話しが見えない。
鳩山さんと言えばロシア....  これからロシアの話題も増えるだろう。
ここは今一度、大前さんに活躍してもらいたいところだ。


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  1. 2009/10/02(金) 23:17:26|
  2. 政党・権力
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