7年経ちました

55政党というブログからの

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近頃は、専門的な知識をひけらかし、誰が一番正しいのか?しまいには、誰が一番高度な方程式をつかっているのか?を争うような姿勢が目に付く。
そしてそのような意見や見解の中に、素晴らしいと思えるものはたくさんあるし、私などには到底理解できないものもたくさんある。


しかし...
主に学術的姿勢や研究による成果で出た答えは、即ちそうしていくべき!とはならない。
そのような研究の多くとは、現状分析に一番の効果を発揮していて、それをどう使っていくかどうかというのは、まったく別のカガクが存在しなければならない。

私たち一般大衆というのは、専門家の高度な意見にまったく目くらましをされているが・・・
実のところは、それをどう活用していくかどうかは、ほっとんど目的や人間性に懸っていて、それはまったく同じ土俵にあるんだ。


ここでハイエク的発想から見る政治社会観をおさらいする。

政治を職業としている人は、当然一般大衆より政治に詳しい。それはそれが職業であり、即ちプロであるから。経済の研究を糧としている人は当然経済が詳しい。そのプロだから。但し、その人は法政治に詳しいとは言い切れない。そこにはそこの専門家がいる。また、例え経済に詳しくとも、銀行業務に詳しいわけではない。そこにはまた、その専門家が存在している。社会問題を拾ってくることを生業にしている人もいる。主に国防中心に語ることで収入を得ている人もいる。そのような多くの人らが政治について議論をしていくとして・・ それぞれの分野には、それぞれのプロが存在している。戦争を語るにしても、そこを経済的な視点から捉える人もあれば、愛国心・忠誠心から捉える人もいるし、政治の役割や外交を中心にして捉える人もいる。
社会政治が扱う内容とは、そのほとんどが、ほとんどの分野に同時進行で起こっていることであり、多岐にわたって影響し合っている。
つまり、一見専門家風なそれら議論も、自分の分野の外はシロウトなんであり、それはシロウト集団が話しあっていると捉えるよりない。
また、それぞれがそれぞれに詳しいのは、それが職業だからであり、私たちそれぞれが、その収入を得ている分野のプロである。少なくとも、私が従事している分野は、監督官庁の役人より私の方が詳しい。

政治というのは、そのようにそれぞれの分野の専門家が寄せ集まって検討するよりなく、その基本構造としては、どこでだれが話しあっていても同じような水準であると捉えるのが妥当だ。

また、それぞれがそれぞれの専門を持ち寄って話し合うということは、それはつまりそれぞれの視点から見た意見を交えることに他ならず、誰の意見が正しいかどうかというのとは全く違う世界になる。
その上での解は、皆で話し合って合意を得ることにしかない。

また、法政治の実効力というのは、結局多くが進んで従うようなものでなければ形式的なものとなり、結果的に法順守を強制させるような本末転倒な手続きを踏まなければならなくなってしまう。
そして“多くの人が進んで従う”というものは、自分たちが意識せずとも、慣習・文化・環境・経緯なども包括することとなる。

だから政治に臨むにあたって私たちに出来ることとは、そのような話し合いの場の効率をいくらか上げるような努力と・・ なるべく多くの人が進んで従うようなものを作っていく努力程度のものしか達成することができない。



話しを戻すが・・

ある分野を専門に探究していくとして、多くの場合、それはそのことが気になって気になって仕方がないから・・ とは言い切れないだろう。もちろんそのような好奇心が原動力になってることも多いだろうが、それで食っていけなければ多くの人はそこでリタイアする。
そして次にどうするか.. それは食っていけそうな探究に切り替えるわけだ。
そうやって専門分野は変化していく。もちろん、たまたまそこにたどり着く人もいれば、自分に合ってると感じた人もいるだろうし、いやいや従事している人もいるだろう、その場を既にキャリアプランの一部として捉えている人もいる。
探究の目的が真理の追究とは言い切れない。多くの場合、まずは職業として既に別の目的を持っているんだ。

そして、現状把握や統計など.. 鼻っから自身の正しさを証明出来るものをあえて引っ張ってくるようなケースもざらだ。

結局、「じゃあ、どうしていきたいのか?」というところに落ち着くよりない。それは正に“意思”でしかないんだ。
そしてさらに、国や政治がそれを行っていくべきなのか?とか、恣意的にそれを捻じ曲げることか果たしてホントによいことなのか?というような、別の疑問も発生する。
そこのカガクは、まったく別に存在するんだ。


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