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クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ

このようなただの一般大衆の一人が政治に吠えてるだけのようなブログを読んでる中に、一体この名前に反応する人がどれだけいるというのか疑問ではあるが.. これはややサッカーの話し。

今大会で事前に名前の挙がる大物はこの2人で十分だろう。
なのでその分、恐らく大会中に新たなスターが現れる。

それはさておき、この2人。
どちらもかなりのスーパースターだ。

C・ロナウドもメッシも、どちらも突破する個人技とパスセンスが一番評価されている。
現状では、C・ロナウドは『使う側』寄り、メッシは『使われる側』寄りというのが大きく違う部分か..。

C・ロナウドは、確かにその突破する個人技は魅力ではあるが、基本的には“必殺技”パターンをいくつも持って(練習を積み重ねて)いるタイプの技術を基本としており、あくまでも答えは自分の中にある。
メッシは、場面場面で出てくる相手の足にボールを取られない技術というか.. 運動能力のポテンシャルが中心となっていて、55ではこれを「答えが自分の外にある」という。

例えばマラドーナをカガクすると.. ボールを持ってる時のスピードが早いことが前提条件であるが、結局のところは相手(ディフェンダー)が一歩足を出す(1アクション)ところで彼は2度触る(2アクション)ことができる。そのメカニズムだけで誰もボールを奪うことはできない。
※もちろん、ただ単にトップスピード下の駆け引きと反射神経でかわす場合もあるが、それは取り上げてもしょうがない部分だ。(だって、どうしょうもないもん。)

メッシにはそのような部分が備わっている。
但し、メッシはボールのもらい方をカガクしなければならなかっただろうし、C・ロナウドはボールの出し方をカガクしなければならなかっただろう。そこが役割の違いだ。

いずれにしろ、これらは間合いや駆け引き(体や重心、タイミングなどを感覚的に身につけること)を積み重ねてこれる環境下でこそ成し遂げられる。


そのような環境面... サッカーをお国の伝統的文化の一種でもあると捉えるとき、要は日本なら武道がある。
ある程度取り組んだことがある人ならお分かりだろう... 武道の中心部は“間合いと駆け引きとメンタル”にある。
対面してすぐに、メンタル面の優劣は判明する。全くのど素人だとしても「さあ、来なさい」位の無敵で落ち着き払った精神状態を形成することが出来れば.. どんな変な構えであろうと、相手は相当警戒する。
実はそんな当人同士の駆け引きだけではなく、ジャッジにも影響する。そのような整然とした構えをする人間の場合、有効打を取ったハズなのに、無効扱いされたりする。これホントに。メンタルとは、それほどでっかく影響している。

次に間合い。実際の勝負の多くは、ここに凝縮する。間合いの取り方、詰め方、離し方... メンタルで差がないとして、ここが“真の勝負”の分かれ道になる。(試合の結果とは種類が違う。)
“来る!”という気配で、足の親指ほど後ろに下げるだけで... 相手が来れなくなってしまったりするんだ。

つまり、そのように真剣勝負をひたすら楽しむ(極める)ことができる環境下で育ってきてこそ... ということが重要で、日本でいう武道の駆け引きは、欧南米でいうサッカーの世界に通じるものがあるんだ。

こないだのサッカーの話しはアメリカを取り上げた。
アメリカには恐らく、そのような環境はない。
しかし少なくとも.. アメリカは『そういう部分は世界にかなわない』ことを理解し、そのうえでカガクしている。

日本では、『C・ロナウドが繰り出す必殺技が効かなくなってくると.. さらにもっとすごい必殺技を編み出そうとする』的な.. そんなイメージの発想法が蔓延している。
星飛馬の世界だね。

巨人の星は、私は小学校低学年の頃に見ていた記憶がある。
そして中学頃だったろうか.. 『よろしくメカドック』というマンガが好きで読んでいた。
この漫画はキャノンボールという公道で勝手に開催するレースに参加したり、次第に公式的なレースに参加していくようになってたりしていく主人公の車のチューンナップを中心としたマンガで.. 巨人の星よりもよっぽど重要な発想が眠っていることを思い出した。

主人公は、キャノボールではセリカXXでニトロという薬品をエンジンに混入させ、一時的に爆発的な加速を発揮するという作戦でレースに勝った。CR-Xでのゼロヨンレースでは、ミッドシップにエンジンを配置換えしたり、タイヤ系だか太さを変えて勝った。そしてフェアレディーZではフルタイム4WDの強みを生かして勝っていた。
...と、そんな風に毎度毎度すごい必殺技や武器を駆使して結果を出していくんだが... 何とこのマンガが最終的に辿りついた先は、そのような武器や必殺技ではなく、足回りや空力といった.. 極めて地味な部分が一番重要だということだった。

必殺技を編み出す系の発想は、一見明快だし、破壊力がある。
しかし、実質はそうではないんだ。
使える条件がとっても限られている。(つまりほとんど使えない上に、編み出すのも大変。)

小中学校時代に同じサッカー部だった元Jリーガー.. 彼は確かにハンパなく上手かった。
だけど.. 日本代表としてはほとんど活躍していない。
そしてその上手さは、実際に対峙してみたいと分からないタイプの上手さだ。

テレビで見ていると、彼は一見、敵に詰められ・・ ディフェンスが出してきた足にあたったボールが上手いこと味方の元に転がって来たかよのうなシーンが何度か出てくる。
実際は、敵が詰めてくることは十分に織り込み済みで、ホントに取られる寸前までボールを引きつけておいて.. 実際にはパスを出している。
テレビカメラではそうは見えない。『インターセプトされてたっぽいけど.. とりあえず味方に渡った』ように見えるんだ。

間合い、駆け引き、体の使い方、そのような一見地味な部分は、そこまで究極な世界が広がっている。
そして試合当日の差配とは... 『全体的に機能している』とか『中々右からの押し上げが出来ていない』とかそんなことではなく... 対峙している相手との1対1の相性がまずは重要視しなければいけない事項だ。
左SBは敵の右WG(的な)と対峙している。敵のスピードと体力が相当なだけで.. バックはもう、頻繁に上がることができない。但し、味方のセンターが強力で、対峙する相手のFWがショボければ.. そっちへのフォローが効く。つまり、中央も手厳しければ、サイドは上がれない。また、スペースの確保や体の使い方、タイミングの取り方など駆け引きの種類の相性によって、かなり優秀な敵であっても十分に抑え込めたりすることもある。
そんな時は敵は対峙する相手を変えるようなポジショニングに変更することが最初に取るべき対策となる。

全体ザックリ見渡して機能してるかどうか.. 狙っていた戦略が機能しているかどうかというのは.. 自分の妄想の世界であって、実際には相手によって状態によって相性によって.. 答えはいくらでも変わらなければならないものだ。

そして今言ってることは、難しいことでも何でもなく.. 今現実に機能していない部分があるなら、それを変えろ!というだけの話し。全体が機能しているかどうかは、確かに監督でなければ見えにくい。
しかし、それを例えば「全体の押し上げが出来ていない!!」などというのでは.. あまりにトホホで、「出来ていない」んじゃなく、「出来ない」わけだ。だから監督が見ておくことは、何故出来ないか?を見ることになる。
そうすると.. 「真ん中左側の攻撃がとても手こずらされている」とか、「さりげなく実はコントロールしていた味方の選手が完全に抑え込まれている」とか.. そういう部分が「押し上げが出来なくなってる原因」だったりする。
そこを修正すればいいというだけの話し。

ところがビックリすることに.. 「今日やろうと思ってた戦法が上手くいかなかった」とか言い出す。
それは・・ 試合が始まる前にしか関係がないことじゃないか∑( ̄ロ ̄|||。試合が始まってから何も仕事してないのか?って話しだ。



このような部分が、答えが自分の『中にある』と『外にある』の違い。
しかもそれは、当人が気付くだけで実現する。

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  1. 2010/06/12(土) 13:45:55|
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