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だから.. ネットにテレビ番組を流して何がいけないというんだ?!

ネットにTV番組不正配信容疑で男逮捕
ファイル共有ソフト「Bit torrent」利用
-------日経

一応断っておくが...
これは間違っても現行法規違反について問うているのではない。
現行で違反なものは、違反。それは分かっている。
ここで問うのは、著作権などの法律についてのこれからを政治として考えていくという事。


【STEP1】テレビが受信できれば、誰でも何台でも見ることが出来るものを.. 何故タダで配っちゃいけないんだ?

自分らがお金と手間をかけて作ったものだという気持ちは分かるが・・ そもそもそれは電波入れば誰でも自由に何台テレビをつなごうと見れるものだ。

なのでそんなものに著作権だとか付ける必要があるとすれば..
①それで勝手に商売をしている
②ネットVSテレビという捉え方に立って.. テレビの視聴者自体が減る

そんな可能性ぐらいしか考えられない。

①であるならば、そんな事業者を逮捕してどうする?その収益の一部を後から請求できるようにすればいい。
そして、そもそも受信できない地域の方々にとっては.. 勝手に流される分には、テレビ側は得はあっても損などない。見れないハズの方々が勝手に見て下さって.. その中身だったり存在だったりを知ってくれる。

②であるならば.. ネット自体がなければ、確かに家での娯楽やコミュニケーションの手段・ネタはテレビぐらいしかなくなる。だけどそれは今さら不可能だ。
そして、「ネットでテレビ番組が見れるからテレビを見ない」んじゃない。そんな人は少数だろう。(テレビが一台しかない場合、巨人の試合を渋々見させられていた人が、部屋で違う番組をみるようになる。テレビが複数台ある場合は、わざわざネットで見ない。)
つまり、テレビの視聴者自体が減っているとして.. ネットで見れるからではなく、ネットというメディア自体にテレビが対峙するものであって、テレビのコンテンツの問題はあまり関係がない。
「渋々テレビの前に座っている」必要がなくなったということだ。


【STEP2】ネットの側から見ても、テレビの影響は絶大だ。

テレビVSネットという発想から逃れられない既得権益者であるテレビの側から現象を見れば.. 確かに気持ちは分かる。しかし、ネットの側から見た時には.. テレビの影響力は大変に大きい。

まず、検索ワードや話題の元ネタは圧倒的にテレビに引っ張られている。
そして、ネットが独自に優良なコンテンツを産めてなどいない。

テレビ公告の効果が減っているとして.. 「それはネットでコンテンツを流すから..」などではなく、テレビ自体のポジションの低下が原因なんだ。そうはいっても.. テレビは引き続きかなりの効果を持っている。


【STEP3】どちらにとっても、いや誰にとっても.. 優良なコンテンツ制作者には資金が流れることが重要だ。

テレビ事業者-ネット事業者-著作権方面の方々などの議論では、

①テレビ局がネットで事業をする 
②ネットでビジネスが出来る形態を模索する 

そんなようなことばかり考えている。
テレビは引き続き、今までの通りにやっていけ!っつう話しだ。
それで十分だし、パイが縮んでいることにこだわること自体を問わなければならない。

ネットが今以上に盛んになっていくとき.. 今度は逆に、ネットで話題になっている事をテレビで取り上げていくこともできる。


それぞれの企業が自分らのビジネス展望を考えていくことに政治を巻き込む必要などない。
既得権益を守るために、いちいち法律を持ち出さないで欲しい。それは、各企業が勝手にそれぞれ努力していくことだ。昔と比べて広告効果が大して減ってもいないのに.. 広告料収入が減っているというのなら、より多くの収入を持ってくる広告代理店に変えればいい。(それが一番のガンかもしれないけど。)
各個人がすべきこと・各個々に判断すべきことを全体の制度に拡げて考える発想こそが、財政を縮小させることが出来ない原動力のひとつだ。

但し、利用者にとって重要なのは、優良なコンテンツが発信されることにある。
なので、そのようなコンテンツに資金が供給され続けるメカニズム自体はとても重要だ。
そしてこれは社会全体にとってより良いんで.. 政治(つまり法律)に反映させていくことが可能だ。

今の現状では、テレビVSネットな発想で双方ともが縮小していこうとしている。
それだけは何とか食い止めたいだろう。


【STEP4】音楽から学ぶ

CD市場は猛烈に縮小している。
しかしそれは、

①音楽が重要な層の縮小(若者のね。)
②若者の消費縮小(これはえらく発想が変わってきている。今どきエコカーがカッコいいんだってさ。)
③レンタルの普及
④配信の普及

で.. 各個人が買わなくなったからセールスランキングなどびっくりする数値(第3位!とかで3000枚とかあるらしい。)になってるけど.. その分レンタル屋には売れている。
枚数自体は減るだろうが、利用者側にとっては1枚あたりのコストが減っているので.. 買わなかったであろうものまで平気で借りるようになった。(バリエーションやニッチ分野、自由の増加。)

そして今は、i-tunesやレコ直などで、著作権者側にもちゃんと収益が回っている。


ビジネスモデルは、利用者側に合わせて変化しているっつうことなんだ。
著作権を強化すれば.. 

①表のパイが縮み、裏のパイが拡大する。
②裏のパイはコンテンツ制作者側に資金を持ってこない。
③やがては優良なコンテンツが枯渇する。


別に芸能に限らず.. 知的創造は、それを生み出す側に絶えず資金が流れることを第一義に考えなければならない。
それが、制作者・提供者・利用者の誰にとってもWin-Win-Winな関係であり、より良い社会だ。
より良い社会を実現していくことが出来ることこそが、政治のチカラ(国力)だろう。


元をたどれば.. 『善-悪』とか『権利-義務』とか、そういう概念の押し付けが自分の首を絞めている。

道路は、信号は無いより有った方が断然に効率的だ。
そしてそれは、私たちが自主的に守っているからこそ.. より一層有効になる。

『勝手』と『自由』は.. 近いようでいて、全く異なる。完全に種類の違う言葉だ。
その一部をあえて示すと..
『勝手』というのは、自分にしか関係のない言葉で.. そのことで自分以外が影響してくることを許さない。自己の中の世界の言葉だ。
『自由』というのは、社会と関係してくる上で発生してくるもので.. 自と他が発生して初めて関係してくるもの。

「自分の妄想は自分の自由」ではなく、「自分の妄想は自分の勝手」。但し、その妄想が社会に影響を与える!という主張がまかり通ってくると.. 自分の妄想も社会の一部となる。

日本では特に、『自分の中の世界』と『自分の外の世界』を別けて考えることを苦手とする人が多い。



話しがそれてしまったが..
この件の本題としては、権利者が不正者からその分の利益の一部を回収することが正しく、逮捕云々というのは適用方法(行政手段)が間違っている。
この31歳の男は、無償で配っているから.. テレビ朝日など勝手に流された側が受け取る利益は0だ。


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  1. 2010/07/20(火) 15:18:09|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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