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学歴秩序は、安上がりな社会秩序システム

ここでは近頃の社会問題解決の多くを、大学の変革に求めている。

卒業していくところがないからまた学校に通わせる。
そんな公的機関を作る・強化する。
就職支援も公金で援助する。
→であれば、7割方遊んでいる大学生活をどうにかするべき。

さらに、生徒が減ってるのに大学は増えている。きっと専門学校も増えているだろう。
そしてそんな大学には運営資金も援助されている。
→授業料でやってけない大学は淘汰されてしかるべき。むしろ戦える教育を実践しているところに資金を流していけ。

これで、財政のいくらかでも減らせる。
問題なのは、公共財というのは一度作ってしまうと.. 私たちはそれをあてにしたり利用したりし出すので、中々潰すわけにはいかないということ。
ここを強い政治力で片づけなければならない。

というのがザックリ主張だ。


今日はその前に、日本で長年通用してきた学歴秩序を復習したい。
これは終身雇用にも繋がっていく。

基本的に、日本というのは... 学校の勉強をやってきた順に給与待遇は保証される。
それが秩序メカニズムであるからこそ、勉強の中身が空洞化であっても構わないわけだ。

そこから逆算出来ることはつまり、勉強の中身が問われ続けない以上.. これは秩序メカニズムとして存在していると考えるのが自然だ。

日本で秩序に自ら従い、言われたことを素直にやってきた方々が、役人と銀行員。
特に銀行員などは、その能力を実業務以外にしか発揮できていない世界だ。
「頭がいいんだから... 分かっているよね?」って世界だ。
であるにも拘らず、銀行が利益を出し、高給である国家構造は変わっていない。

それは、勉強頑張ったからこそ保証される身分だと考えるべきなんだ。

そのように.. 学歴がその後を保証する秩序・メカニズムであったから機能していた。
そしてだからこそ、そこを国民が能動的(自主的)に目指すことが出来た。
そしてさらに、そのような秩序に自ら進んで組み込まれること.. そのこと自体が社会秩序維持を安上がりに進めている。
そして、残念ながら学歴ヒエラルキの下層部に甘んじている層であっても「学歴競争に勝てなかったからしょうがない」と自ら秩序に組み込まれている始末。

そしてそれは分業と、各分野なりの覚悟と研鑽・蓄積を産んでいた。
低階層であっても... そこはそこなりに研鑽し、素晴らしいものを作り上げていく。
秩序に自ら組み込まれるという現象は.. そのように素晴らしく機能する。
また、そこに甘んじたうえでも幸せのカタチを見出すのが日本人だ。

実際.. それでいい。
私たちは、むしろ自分の活躍場所を早くに確定された方が伸びるタイプだと思う。

ところが..
現在はそんな学歴秩序が残ったまま.. 中身の方が崩壊してきている。
いっそ学歴秩序が先に崩壊していた方が良かったぐらいだが... そうではない以上、より本質的なチェンジを実践していかなければならない。



同一労働同一賃金!陣営は.. これは今どき労働者寄りな方々の主張ではない。自由主義陣営だ。
ところが、賃金形態など企業の勝手だ。それで望む労働力が集まらなければ、自ら沈んでいけばいいだけのこと。
そのことにも多くの矛盾が存在している。

現実の世の中は、中小企業には圧倒的に中途入社が多い。
また、サラリーマンでさえない方々が多く存在する。
そして現在経済的に苦戦している一番の層は... そのような個人事業主たち。

でも彼らは、自ら望んで学歴秩序をドロップアウトしたという気概が残っているので、政治のせいだ!とは決して言わないので.. そのような声が世論に参加してこない。

何と、そのような層でさえ... 自ら日本秩序にキチンと組み込まれている。
早々にドロップアウトした層も.. やっぱり自らの責任でそうなったと自覚している割合が高い。
なので.. 反体制派になどならないわけだ。

そしてそのような層にさえ、その層なりのプライドと研鑽が存在する。



現在の日本のネックは... 頑張って学歴秩序の上の方にしがみついた層なんだ。
「約束が違うじゃん!」って感じか...。
そしてその人らこそ、政治に参加するし、正規ルートを持っている。


まずは、社会が積み上げたノウハウを、学校で学べるようにするのが先だ。
そのような人材を輩出してくるからこそ、企業も評価を変えてくる。
企業から変えるのは無理がある。だって.. 企業は即、死活問題だ。

そしてそのことが、一度リタイアしたがまた戻りたい!という方々のリスタートを可能にする。
しかしそれには最大のネックがある。
そのような層が上層部に存在していなければならない。

リスクをチャンスに変えるための強い資金が必要だ。


国内のみの銀行にBIS規制など関係がない。
サラ金を無理や潰したのだから.. むしろリスクマネーを供給・育成する強い金融の存在が必要だ。

政治がらみでオイシく立ち上がる法人にそれは望めない。
強い意志で、経験しかない強い意志をもった経営者の存在がなければ意味がない。

小口マーケットには、人口が減っていこうが高齢化が進もうが.. いくらでも未来はある。
そしてそんなリスクマネーの成熟が、また新たなリスク回避のメカニズムを生んでいく。


人口の多くは、中小零細及び個人事業主。
であれば.. 大企業や公務員中心で雇用を考えていてもしょうがないんだ。
そのことがむしろ、ただ単に、その層が政治に参加出来ていないだけだと分かる。
大企業及び公的企業の終身雇用を崩すには、まずは雇用と社会保障を切り離すことが重要だ。
中小零細や個人事業主は、ハナっから社会保障とセットになっていない。


昔は、低階層でも工場労働者として職をあっせん出来ていたが.. 今はまさに低階層を救えないでいる。
自分らのディフェンスで精いっぱいなんだ。

そう.. 雇用や産業・社会政策が、学歴秩序の上層部の世界観で埋め尽くされていることの打破から始めなければならない。
学歴ヒエラルキの下層にいる私たちにとっては..
そのような社会秩序の手先である、銀行・公機関・教育分野の打倒を志向していかなければならない。
彼らは、メカニズムと政治で食っているんだ。


大学の勉強の質は問われない。
生徒は減っているが大学は増えている。
そして多くは引き続き、大学期間で遊んでいる。
にも拘らず、新卒の求人倍率は1.28と売り手市場。
であるにも拘らず、大学や就職支援に資金がつぎ込まれている。

誰かこれを“よし”とする理由を説明してくれないか...?





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  1. 2010/10/15(金) 19:07:33|
  2. 行政・地方
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