7年経ちました

55政党というブログからの

ケアハウスなるもの 

私の会社は医療介護関連だ。
近頃特に気になることがある。
それは『ケアハウス』なる介護付き住宅的なものだ。

いろいろな物件を探しているような一般の方々はもしかしたらとうに知っていたのかもしれないが・・ 厚労省の世界観の中に生きる分際としては、『ケアハウス』なる区分は存在しないから良く分からない。むしろ逆に「呼び名なんだろう」くらいにしか思っていなかった医療介護関係の従事者は少なくないんじゃないだろうか... と思っている。

近頃ちょっと目につきだしてきたので、ちょっと調べてみた。
私は、介護施設及び機関として、介護行政管轄でないものの存在など考えてもみなかったんで、逆に『ケアハウス』なるものがいったい何なのかを把握するのに苦労した。


これは言ってみれば、通常通り厚労省管轄の介護サービスが併設されたただの賃貸物件・・・ 的なものだと言える。
人んちに訪問して介護サービスを提供するのは訪問介護。
利用者さんに通ってもらってサービスするのが通所介護(デイサービス)。
リハビリや医療サービスを集中的に受ける目的で一定期間(3か月目安)住むのが老人保健施設。
公的な介護施設のような位置づけで俗に“老人ホーム”と呼ぶ最も一般的なものが特養ホーム。それに近い形態でありながら、入居者の所得(上限)を制限して、より低所得者層をカバーするのが経費老人ホームや養護老人ホーム。入居者同士で協力し合いながら、介護サービスの提供も受けることができるのがグループホーム。人生を全うするまでの期間を買い取ったような介護付きマンション的なものが有料老人ホーム。
これらはすべて、施設形態・介護サービス・利用者の状態や介護人員・医療との連携等まで包括的に厚労省が管轄する施設だ。収入の多くも介護保険制度の枠組みの中でカバー(配慮・考察)されている。

介護保険制度としての施設の枠組みは、上記の呼び名(くくり)ではないものもあるが、一般の人にも通じる現実と合わせて考える場合、おおかたこれでよいだろう。


ところが・・・ ケアハウスと呼ばれるものは、実はこの中のどれでもないと言える。
賃貸マンションの1階をデイサービスにしたり、訪問介護にしたり・・ つまり、その施設丸ごとが介護保険でなんらか配慮・考察されているものではなく、お住まいと介護サービスがくっついているだけのものだ。


これ自体は現状では全然歓迎される形態かもしれないので、そこは気にはならない。
私が気になったのは、これを1つの施設とくくって把握してしまうようでは、厚労省では管轄されているわけではないということ。
そして厳密な部分は分からないが、国交省と大変にからみが深い様子だ。
つまり、介護といっしょくたになって促進されるのはいいが、これは国交省との関係を注意して行かなければならないように感じるという意見だ。


高齢者の家賃を保証---ふくしちゃんねる
国土交通省指定居住支援センター
高齢者介護サービス事業者向けネットワーク---UR都市機構
平成21年度 国土交通省関係補正予算の概要
高齢者向け優良賃貸住宅---UR都市機構
高齢者の居住の安定確保に関する法律---(平成十三年四月六日法律第二十六号)


ちょっとでも絡みのありそうものを根拠なしに並べてみた。
まあ別に、だからどうこう~というわけでもない。ただ、これはむしろ民間が最も手を出しやすい形態であることは間違いない。有料ホームなど一見参加し易そうに思えて、結構難しい。
んだから公的機関との関係は注目に値するように妄想するから、見守っていこう!という表明だ。

中身自体について気になるのは、
有料ホーム・グループホーム・特養ホーム・そしてケアハウス、これらは利用者さんのお住まいだ。ところがケアハウスだけは、その施設自体への介護報酬の配慮は行われていないものであり、施設の運営自体には制度は介入しない。どの施設でも同じことだが、入居者さんは今は大して介護が必要ないかもしれないが・・ いずれはどんどん必要度が高くなっていく。安易な建設や入居者層受け入れの無計画性は、以降(10年後とか)に大きな問題を残している可能性が高い。
自分の家での介護サービスを受ける場合、それは結局訪問介護事業所の近所に住んでいることと何も変わらないということだ。デイサービスを併設しているタイプでも、デイでは介護の限度が早い。それだって結局近所に住んでいるのと変わりがない。
がっつり介護サービスを受けなければならないようなら、結局そこからさらに特養ホームなりに当人のみが転居するすることになろう。そんな形態であるにも関わらず、国交省や公的機関が推進しているように思える。
・・・と、そんな部分が気になるところだ。



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